材料力学や構造力学を学んでいる学生なら「カスティリアーノの定理」で彼の名前くらいは知っているでしょう。
この定理はひずみエネルギーを使う構造解析に関するものです。
19世紀のイタリアの工学者、数学者、物理学者には仕事とエネルギーの概念に基づいて構造解析を行うグループがありましたが、彼はその中の一人でした。
カスティリアーノはイタリアのピエドモントにあるアスティで1847年11月9日に生まれ、トリノで学びました。
19歳で卒業するとウンブリァにあるテルニの工科大学で応用力学と工業設計を教え、4年ののちトリノの工科大学に戻って学生のときに学んだことのある弾性理論の研究を始めます。
26歳のとき最初の論文「lntorno si Sistemi Elastici(弾性系序論)」を著してここで彼の第1法則を明らかにしました。
次いで2年後には第2法則を含む「lntorno all'Equilibrio dei Sistemi Elastici(弓単性系の釣合論)」を著しました。